2015年08月02日08:51
毎年1回、両議会の交流をはかるとして袋井市森町議会議員研修会を開催しています。今回は森町が当番ということで7月30日、森町文化会館「ミキホール」小ホールで開かれました。
読売新聞東京本社編集委員の青山彰久氏が講師に、「地方創生という政策と地方議会の役割」―今議員に求められること― と題して90分ほどの講演をしていただきました。
読売新聞の編集委員であり右寄りで安倍政権を持ち上げる話かと持っていましたが、至極まともな話でした。いま大都市はどこも個性を失い、田園回帰という現象が起こっている。特に若者は住み心地よさを求めており、移住希望者が増えている。今の時代は人口減少という歴史の峠を迎えており、富の拡大から生活と文化の質を求めるという価値観の変化が必然となっている。地方創生は最後のチャンスだという声もあるが、国は地方を守る気も責任もまったくなく、反対がない人気取りの政策として打ち出しただけで、最終目的は道州制への道だ。2020年の東京五輪のお祭りのあとは大変な結果となるだろう。
本当に自治体のやるべきことは、国の政策に惑わされず現場に即した総合戦略をつくること。対人の公共サービスを維持し人間らしく暮らせる地域を守る。経済成長唯一という考えを見直して地元雇用や地元産業を大切にする。考え方を見直すべきときにきている。
そして「住み心地よき地域をつくる」ためには、人のつながりを大切にする。地域にお金が廻る仕組みをつくる。住民の参加により公共サービスを充実する。歴史を大切にして景観を守る。都市と連体して農山村を維持する。こうした視点が大切だ。
氏の講演は私が考えていることと合致していて、参加した議員や首長・職員がまともに受け止めてくれればいいのにと思えた内容でした。
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読売新聞東京本社編集委員の青山彰久氏が講師に、「地方創生という政策と地方議会の役割」―今議員に求められること― と題して90分ほどの講演をしていただきました。
読売新聞の編集委員であり右寄りで安倍政権を持ち上げる話かと持っていましたが、至極まともな話でした。いま大都市はどこも個性を失い、田園回帰という現象が起こっている。特に若者は住み心地よさを求めており、移住希望者が増えている。今の時代は人口減少という歴史の峠を迎えており、富の拡大から生活と文化の質を求めるという価値観の変化が必然となっている。地方創生は最後のチャンスだという声もあるが、国は地方を守る気も責任もまったくなく、反対がない人気取りの政策として打ち出しただけで、最終目的は道州制への道だ。2020年の東京五輪のお祭りのあとは大変な結果となるだろう。
本当に自治体のやるべきことは、国の政策に惑わされず現場に即した総合戦略をつくること。対人の公共サービスを維持し人間らしく暮らせる地域を守る。経済成長唯一という考えを見直して地元雇用や地元産業を大切にする。考え方を見直すべきときにきている。
そして「住み心地よき地域をつくる」ためには、人のつながりを大切にする。地域にお金が廻る仕組みをつくる。住民の参加により公共サービスを充実する。歴史を大切にして景観を守る。都市と連体して農山村を維持する。こうした視点が大切だ。
氏の講演は私が考えていることと合致していて、参加した議員や首長・職員がまともに受け止めてくれればいいのにと思えた内容でした。
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