消費税増税反対の意見書廃案に。

カテゴリー │議会活動

12月7日、意見書の取り扱いを協議する会派長会議が開かれました。11月議会には、我が議員団は「消費税増税に反対を求める意見書(案)」と「受診時定額負担に反対する意見書(案)」の2つの意見書を提出しています。現在野田内閣は社会保障と税の一体改革を進めるとして、年内に大綱を決め、来年の通常国会に消費税増税の関連法案を提出することを狙っており、喫緊の問題です。消費税は所得が低い人ほど負担が重い究極の庶民いじめです。財政再建のためとの理由ですが、内需を冷え込ませさらに景気を悪化させ税収を減らすことになります。財源を社会保障に向けるといっていますが、これまでの相次ぐ制度改悪負担増を見れば明らかなように何ら保証はありません。受診時定額負担も今回は一回100円としていますが際限のない引き上げが心配され、患者負担増で受診抑制につながるなど国民皆保険の根幹を崩す大問題です。政党助成金やアメリカ軍への思いやり予算など何ら財政の無駄の整理もせず、大企業や大資産家への優遇税制も正さないなか、庶民への更なる負担の押し付けは許せません。
 2つの意見書とも、どの会派からも同意が得られず廃案となりました。反対の理由は、「消費税増税は財政再建のためやむえない。」「受診時定額負担も高齢者増加により医療費が毎年増加しており仕方がない。」など。市民の声、市民の痛みを感じてないのでしょうか。残念です。



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この記事へのコメント
高橋議員頑張って。
Posted by 山のみっちゃん at 2011年12月09日 00:27
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