2015年01月17日20:00

1月16日、名古屋大学減災連携研究センター長・教授の福和伸夫氏の講演会がありました。この講演会は、袋井市が静岡県西部地区市議会議長協議会・研究会の当番ということで袋井総合センターで開催され、議長会のメンバーに加え、袋井市の市議会議員と幹部職員、自治会連合会会長が聴講しました。
氏は「総力を結集して南海トラフ巨大地震を克服する」との演題で90分ほど講演されました。「南海トラフ巨大地震はその規模、被害額、死者数どれをとっても東日本大震災の比ではない。阪神淡路大地震、東日本大震災を教訓にやるべきことは確実にやらなくてはならない。しかしまだまだ本気度が足りない。建築基準法を満たしているといっても地盤は考慮されていないし、経済性を優先し最低限のものとされてきた。超高層ビルは対策されないまま増え続けている。住宅の耐震化もすすんでいない。静岡県は全国から見れば防災先進地だが、まだまだやるべき課題はたくさんある。過去の地震の歴史を見てみれば確実にそのときは迫っている。過去の震災の歴史を無視し、経済性を優先した開発をすすめた過密都市の災害被害は過去とは桁違いに大きなものとなるだろう。天災ではなく人災といえる。」などなど書ききれないほど矢継ぎ早に話し続けました。
沢山の資料、写真を提示し、歯に衣を着せず、政府や政治家、自治体、防災関係者を徹底して批判する福和教授のお話は、それだけ危機意識を持ってのことだろう。袋井市役所等の耐震対策は評価はされたというものの、万全とはいえない。まして市民の意識はまだまだであり、地道に継続していくしかないだろう。
名古屋大学教授福和伸夫氏の講演。≫
カテゴリー │議会活動
1月16日、名古屋大学減災連携研究センター長・教授の福和伸夫氏の講演会がありました。この講演会は、袋井市が静岡県西部地区市議会議長協議会・研究会の当番ということで袋井総合センターで開催され、議長会のメンバーに加え、袋井市の市議会議員と幹部職員、自治会連合会会長が聴講しました。
氏は「総力を結集して南海トラフ巨大地震を克服する」との演題で90分ほど講演されました。「南海トラフ巨大地震はその規模、被害額、死者数どれをとっても東日本大震災の比ではない。阪神淡路大地震、東日本大震災を教訓にやるべきことは確実にやらなくてはならない。しかしまだまだ本気度が足りない。建築基準法を満たしているといっても地盤は考慮されていないし、経済性を優先し最低限のものとされてきた。超高層ビルは対策されないまま増え続けている。住宅の耐震化もすすんでいない。静岡県は全国から見れば防災先進地だが、まだまだやるべき課題はたくさんある。過去の地震の歴史を見てみれば確実にそのときは迫っている。過去の震災の歴史を無視し、経済性を優先した開発をすすめた過密都市の災害被害は過去とは桁違いに大きなものとなるだろう。天災ではなく人災といえる。」などなど書ききれないほど矢継ぎ早に話し続けました。
沢山の資料、写真を提示し、歯に衣を着せず、政府や政治家、自治体、防災関係者を徹底して批判する福和教授のお話は、それだけ危機意識を持ってのことだろう。袋井市役所等の耐震対策は評価はされたというものの、万全とはいえない。まして市民の意識はまだまだであり、地道に継続していくしかないだろう。
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