一次救急のセンター化先送りに。

カテゴリー │議会活動

 1月26日、現病院利活用特別委員会が開かれました。議題は報告事項2件。1件目は、療養・回復期リハビリテーション病院とするため市民病院西病棟の増築が計画されていますが、当初は工事を聖隷福祉事業団に委託し実施し工事費相当額を10年間で市が補助するとしていた方針を、市と聖隷福祉事業団が工事協定を締結すれば有利な病院事業債を利用できることが判明、方針を変更し起債を活用した市単独事業として実施することとなりました。概算事業費は増築に約4.3億円、改修に約2.2億円。改修費には県中東遠医療再生基金からの補助金8千万円が充当されます。建物は市の公共財産であることは変わりがなくこのほうがよりベターといえます。
 2件目は、一次救急医療の休日夜間急患センター化についてです。市はこれまでの開業医輪番制から新病院開院後は現病院を活用し公設で 休日夜間急患センターとする方針をを示し、市長もそれが望ましく努力するとしてきました。しかし医師会の中で意見が分かれて、「当面は在宅輪番方式とセンター方式を併用する」とした市民には分かりにくい結果となってしまいました。 具体的には平日の夜間は在宅輪番方式で、土曜日の午後は通常診療を行っている医院での対応で、日曜日・祝日・年末年始のみをセンター化するというもので、しかも平日在宅輪番の一次救急は内科のみの対応で外科は新病院に対応をお願いするというもので、逆に後退した内容となっています。様々困難な問題があるにしろ市民にとって分かりやすく安心できる救急体制の確立が求められます。



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