2011年01月24日19:46

1月24日、磐田地区農業委員会協議会の視察で南足柄市に視察研修に行ってきました。南足柄市は人口4万4千人余、神奈川県の西端に位置し、静岡県小山町を山を挟んで接している自治体です。都心との交通の利便性も良く、市街化が進み、農家数は減少し、荒廃農地が目立ってきて、農地面積720haの内62ha、約8%が耕作放棄地となっているとのこと。(ちなみに袋井市は2%ほど)こうした耕作放棄地を解消するには都市住民を含め多様な新規就農者を確保することしかないと、「新たな農業参入システム」を打ち立てました。
その内容は、
①「南足柄市新規就農基準」、10a以上で農業経営基盤強化促進法による農地の貸し借りを可能とし、新規就農者を育成することです。農業をやりたい人が、営農計画を立て、それを農業委員会が承認し、その後農業委員会から指導を受けて自立させるというもの。
②「市民農業者制度」、新規就農基準と連携させ多様な担い手を確保するため下限面積300㎡でも農業委員会の判断で農地を借りることができるというもの。3年間の耕作経験を経て新規就農者にステップアップできる。
③「市民農園」レクリェーション的利用。
こうしたことをすすめ、農業への新規参入者を確保する、市民の農業への理解を広げることで遊休農地の解消と自給率向上を図っていこうと構想を策定した農業委員会事務局長の古谷富雄氏が2時間も熱く語ってくれた。
視察研修の後、曹洞宗の格式のあるお寺、大雄山最乗寺を見学させていただいた。
農業委員会の視察で南足柄市へ。≫
カテゴリー │袋井市農業委員会

1月24日、磐田地区農業委員会協議会の視察で南足柄市に視察研修に行ってきました。南足柄市は人口4万4千人余、神奈川県の西端に位置し、静岡県小山町を山を挟んで接している自治体です。都心との交通の利便性も良く、市街化が進み、農家数は減少し、荒廃農地が目立ってきて、農地面積720haの内62ha、約8%が耕作放棄地となっているとのこと。(ちなみに袋井市は2%ほど)こうした耕作放棄地を解消するには都市住民を含め多様な新規就農者を確保することしかないと、「新たな農業参入システム」を打ち立てました。
その内容は、
①「南足柄市新規就農基準」、10a以上で農業経営基盤強化促進法による農地の貸し借りを可能とし、新規就農者を育成することです。農業をやりたい人が、営農計画を立て、それを農業委員会が承認し、その後農業委員会から指導を受けて自立させるというもの。
②「市民農業者制度」、新規就農基準と連携させ多様な担い手を確保するため下限面積300㎡でも農業委員会の判断で農地を借りることができるというもの。3年間の耕作経験を経て新規就農者にステップアップできる。
③「市民農園」レクリェーション的利用。
こうしたことをすすめ、農業への新規参入者を確保する、市民の農業への理解を広げることで遊休農地の解消と自給率向上を図っていこうと構想を策定した農業委員会事務局長の古谷富雄氏が2時間も熱く語ってくれた。
視察研修の後、曹洞宗の格式のあるお寺、大雄山最乗寺を見学させていただいた。

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