脚本家ジェームス三木さんが講演。

カテゴリー │平和運動

脚本家ジェームス三木さんが講演。
 5月3日は憲法記念日。毎年袋井市では平和憲法をまもるため、憲法記念日袋井市民のつどいを開催し、数えて28回目となりました。今年は月見の里のうさぎホールを会場に多くの市民が参加、脚本家ジェームス三木さんの語る日本国憲法への思いに耳を傾けました。
 三木さんは、フランク永井の対抗馬として歌手でビュー、13年間がんばりましたがヒット曲はなく、50歳で脚本家で注目を浴びるようになりました。満州で生まれ、終戦を迎えた三木さんは、権力者・政治家にだまされた。ウソを見抜く力を持たなくてはならないと語りました。
 「憲法は権力者を縛るもの、解釈改憲は泥棒が自ら縄を解くようなものだ。外国では自衛隊は日本の軍隊と呼んでいる。日本は天皇がいて民主主義国とも言えず、共和国の装飾もつけれず日本国としか言えない。戦争とは何かといえば、国民に被害者意識を植え付け、国民を軍隊に駆り出すもの。現憲法は進駐軍の押し付けかもしれないが、いいものか悪いものか内容で判断すべき。戦後67年、一人の外国人も殺さなかった。世界を信じて軍隊を持たない戦争放棄をすすめ更に永久中立国とすべき。」と憲法についての考えを述べ、「我々は歴史の中継ランナーだ。子孫にどう伝えていくのか。原発・核兵器などの負のバトンを伝えてはならない。文化交流・経済のグローバル化などで国境・国籍がなくなりつつあるなか、政治だけが対立を煽っている。これは権力を維持したい権力者の危なかしい手法だ。物事は相対的に見ることが必要で、相手はどう見ているか相手の立場に立って考えることも必要。世界中ひとつの憲法。ひとつの通貨で結ばれる時代が来るだろう。」と結びました。

脚本家ジェームス三木さんが講演。

講演に先立ち、会長の戸倉貢氏が講師を紹介、これまでの取り組みを報告しました。




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