憲法記念日袋井市民の集い孫崎亨氏の講演に300人余が聴講

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憲法記念日袋井市民の集い孫崎亨氏の講演に300人余が聴講
 5月5日、第32回憲法記念日袋井市民の集いが袋井総合センターで開催されました。今回の集いには会場が満員となる300人余の参加者がありました。講師の孫崎氏は元外務省国際成功局長、現在は東アジア共同体研究所所長をしています。今回の講演は、大変解りやすく憲法を守る活動に確信が持てる内容でした。
講演の概要は以下のとおりです。 
〇外務省OBの私がなぜ国ということが違うのか。歩いてみないその国の様子はわからない。チェコ事件のあったチェコに5年居てソ連に自由がないこと、イラク戦争時のイラクに3年居てサダムフセイン政権に抵抗する市民が正しいこと、イランに3年居て国民が自由を求めていた。多くの外務省職員と違い政権を疑うことが信条となった。
〇5月3日の朝日新聞の社説はおかしい。リベラルを代表する新聞がなぜ安倍改憲を解説するのか。日本がおかしくなっていくときはまずはマスコミから。戦前の過ちをまた繰り返そうとしている。
〇憲法9条改正は日本のためではなくアメリカのため。
ソ連が崩壊した1991年当時、アメリカの最大の脅威は日本だった。ミサイル、核兵器、戦闘機開発は必要なくなり、軍事費を経済に投入すべきだった。しかし、巨大な軍事産業を維持するため、イラン・イラク・北朝鮮など独裁国家を脅威だとして新たな敵を作った。大量破壊兵器があるとの理由で戦争を起こした。だれが日本を攻めてくるか。どこも来ない。リスクを冒し冒険的行動をとることはない。
〇トランプは安倍を切り捨てた。国会で嘘をついたら国会は機能しない。外の人の目で見れば安倍はもう終わっている。だから中国ロシアと同じく日本に鉄鋼に25%の関税をかけた。嘘と詭弁で政治をする今の日本の政治、「忖度」というのが流行語となり、官僚・政治家・マスコミ・財界に蔓延している。これは法律違反、モラル違反を是認するもので絶対に許されない。今、日本は崩壊の危機にある。
〇政治は選択、望ましい方向にもっていける。米軍基地は日本を守るためでなく世界に出ていく拠点として存在。地位協定で本来負担ゼロの基地負担に7600億円も拠出している。日本はOECDで国の教育費支出は最下位。これだけあれば大学無償化、小中給食無償化ができる。



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