袋井消防庁舎整備基本構想(案)示される

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袋井消防庁舎整備基本構想(案)広域行政組合議会で示される
 2月20日、袋井市森町広域行政組合議会が開催され、組合議会議員全員協議会で上記の説明がありました。私は組合議会議員ではありませんが提供を受けた資料の内容を報告します。
現在の庁舎の現状
 現庁舎は昭和46年4月に建設され、その後増築工事、耐震補強工事は実施していますが、老朽化と狭隘により建て替えが必要となっています。一方、袋井市の災害対策本部を東分庁舎に設置していますが常設でないため初期対応等で支障をきたしています。
消防庁舎移転の必要性
 敷地が3分割され狭く、現在地で建て替えることは不可能です。新たに敷地を求め、新庁舎を建設することが必要です。
上位計画の位置づけ
 市総合計画後期基本計画には、「消防拠点の機能強化を図るため、老朽化が進む、消防庁舎建て替えの検討」と、市地域防災計画には、「消防防災の拠点施設となる袋井消防署庁舎建て替えを推進する」と、新市建設計画では、「消防・救急体制の効率化を図るとともに、本署,分署の管轄区域を見直すなど、新市の防災拠点を整備する」と掲げ、山梨分遣所の整備、さらに袋井消防署の整備を目指しています。
新庁舎に必要な機能と規模
 消防活動拠点機能、教育・訓点機能などを考慮すると、施設規模は、袋井消防本部・袋井消防署で4,000㎡+屋外付属施設。敷地規模は8000~10,000㎡が必要としています。
新庁舎建設予定地の検討
 建設適地エリアは、浅羽分署と山梨分遣所の管轄エリアを考慮、消防空白区域の減少を図るため、東西どちらかの隔たりをなくす必要があるとし、また建設予定地の条件として、市街地への建設、幹線道路へのアクセス、必要面積の確保、市役所・警察署との連携を挙げています。
建設予定地検討の経過
 平成15年度に10カ所を調査、5カ所を候補地に。平成18年度に11カ所を調査、3カ所を候補地に。平成23年度は山梨分遣所決定を受けて見直しを実施。平成25年度3カ所を調査・検討を実施と長期に検討を重ねてきました。
建設予定地を決定
 管内の消防署の配置に考慮、現場到着時間の均一が図れる、幹線道路に面し、必要敷地面積が確保できるとして、国本地内が最も適地としました。
建設計画
 事業費は概ね20億円程度を予定。今後の基本計画策定を通じ、庁舎の機能の具体化、詳細な事業費算定を行っていくとしています。スケジュールは、平成26年度基本計画策定、平成27年度基本設計、地質調査、28年度用地取得、29年度造成工事、30年建築工事、32年度竣工、開所の予定となっています。
消防庁舎と(仮称)袋井防災センターの連
 袋井災害本部の現状には様々な課題があり、袋井市防災センターの建設が必要であり、災害対策本部室の常設化、防災課執務室の一体的配置が求められ500㎡は必要。災害時の連携強化及び活動要員の確保、夜間の迅速な対応、災害情報の取得、消防団との連携、消防・防災行政との一体化、経費の軽減などの観点から、袋井消防庁舎内に(仮称)袋井防災センターを整備するとの方向も合わせて示されました。



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