湊地区に「平成の命山」整備決定。

カテゴリー │議会活動

 5月8日、市議会防災対策特別委員会が開催されました。今回の案件は報告事項5件でした。
平成24年度の防災対策年間スケジュールについて 
 国や県の想定・対策の公表に合わせて袋井市の防災計画を見直しますが、袋井市は昨年から見直しを進めてきましたので大きな変更はないと思われます。津波避難計画にあわせての対策実施や、液状化危険度マップの完成し、市民への広報など具体的に対策を実施していく団塊となっています。
各地域における防災指導等について 
 自主防災隊長などを対象にした地域防災対策会議、市民を対象にした防災講座、小中学校などの関係者を対象とした指導など各組織、地域などに合わせ内容を選んできめ細かく実施していきます。
南海トラフ巨大地震モデル検討会の検討結果について 
 新たに就任した出口防災監が国から出された検討結果の内容について解説を行いました。津波の高さ、到達時間の予測の根拠などの説明がありました。
湊地区における「命山」整備事業地の決定について 
 地元地区から事業用地の最適地が示され、市と地権者で交渉を進めてきましたが合意したとの報告がありました。元商業施設であったことから手続きが短期間で済みますが地価は若干高くなり予算の補正が必要となります。しかし造成費などと合算すれば安価となるとしています。直ちに測量設計に入り、10月以降に工事に入り、25年9月に完成の予定です。面積は6433㎡、約3500立方mの土を盛り海抜12mの高さに、約800㎡の高台を設けます。これにより800人以上の避難が可能となります。
 命山は避難タワーに比べ低コストで収容力も高く、メンテナンスも容易で、なによりも日常公園などとして利用も可能です。設置に広い面積が必要なこと、整備に時間がかかることなどがネックとなります。
 湊地区と合わせて検討が進められている中新田地区では今回は用地の決定までいたらず若干遅れそうですが、早期に手続き等を進め工期を短縮したいとしています。
液状化危険度マップについて 
 昨年から作成を進めてきたマップがほぼ完成し、内容が示されました。全国でも先進的なもので、これから市民に説明され配布となります。危険性だけが一人歩きしないよう充分理解をすすめ、具体的対策を進めることが求められます。
 委員会終了後、東海大学の福江正治教授による「液状化対策について」、静岡防災センター副センター長の牛山素行氏による「津波対策について」の学習会が行われ、多くの市職員の参加もありました。 



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