憲法記念日袋井市民の集い開催。

カテゴリー │平和運動

憲法記念日袋井市民の集い開催。
 5月3日は憲法が施行されて65周年となります。袋井市では実行委員会方式で、憲法記念日に集会を開催、今年で26回を数えます。開会に先立ち会長の戸倉貢氏が、憲法が発布された年は新中学生で「憲法のはなし」の冊子が配られ新憲法の意義をべんきょうした。しかし僅か3年で朝鮮戦争が勃発、平和憲法が邪魔とする勢力が息を吹き返した。しかし変えられずにここまできた。私たちの使命は平和憲法を守り育てることにあると挨拶しました。
 今回の集いは、総合センターを会場に静岡大学名誉教授の林弘文氏を講師に迎え、「憲法と原発は共存できるか」との講演をしていただきました。先生の専門は元々は素粒子論で現在は環境物理学だそうです。
 東電の福島原発事故の内容を紹介し、事故の原因に国や原子力村といわれる専門家たちのうぬぼれや偏見がある。科学者は常に謙虚でなければいけないと述べました。また放射能被爆の危険性についてもふれ、被爆による人体への影響結果の研究調査は不十分で、潜伏期間があり数十年が経って癌が発症するなど推測される。低線量であってもなるべく被爆のリスクを減らすべきと話されました。
 肝心の憲法と原発の関係についてはふれませんでしたが、放射能汚染による健康被害、長期間の避難生活を余儀なくされるなど原発事故は憲法が保障する健康的で文化的生活・生存権を踏みにじるのは明らかですが、原発の存在そのものが住民の福祉に反しているものであり、原発廃止に向けて国は決断すべきです。



同じカテゴリー(平和運動)の記事

 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
憲法記念日袋井市民の集い開催。
    コメント(0)