「民主党政権のゆくえと憲法」小沢隆一氏の講演。

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「民主党政権のゆくえと憲法」小沢隆一氏の講演。
 12月4日、袋井憲法9条の会の学習会が南公民館で開かれました。講師は東京慈恵会医科大学教授の小沢隆一教授で、氏は9条の会の事務局もつとめています。
 民主党は自民党以上に危険な面もある。それは過去のしがらみもなく公約もさっと投げ捨てる党だからだ。それも首相の野田氏は「A級戦犯は戦争犯罪人ではない。」というような右翼反動派、幹事長の前原氏は対米追従の防衛族であること。民主党の中には護憲派もいるが少数で9割方の議員が9条改憲に無関心、定見が無い人たちだからだ。現に4年間も休眠状態であった憲法審査会が民主党の主導で動き出し、武器輸出三原則の見直しなど危険な動きが見られる。目指すべき国のかたちも、「能動的な平和創造国家」とするなど海外派兵にも前のめりの姿勢がみられるなどなど。
 しかし、国際平和を真に希求するならば、軍事同盟からの脱却が必要であり、震災復旧が最優先の課題である今、国民生活を守るため米軍への思いやり予算や軍事費の削減による経済の建て直し、自然エネルギーへの転換が求められる。いまこそ安全保障政策の根本的転換が求められている。日本は憲法9条があり、その歯止めもあって日本の軍需産業はアメリカのような「軍産複合体」の形成が阻止されており、「後戻りできない地点」には至っていないと結んだ。また、大阪や名古屋の首長のようなポピュリズム政治家の台頭を許さず、民主主義を鍛えなおす真剣な検討が必要と指摘した。 幻想から目覚めよう。自ら足を踏み出そう。



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