小笠山は貴重な動植物がいっぱい。

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小笠山山麓自然環境調査報告 
 袋井市は、山科東に続く工業団地の候補地として磐田掛川線沿いの小笠山山麓の開発を計画しています。その可能性を調査するとして様々な事前調査を進めていますが、その一つとして環境アセスメントが必要として事前の自然環境調査(約220ha)を実施しました。その結果を受けて開発可能な範囲を絞り込み計画を進めていく考えが示されました。2月5日市議会全員協議会に小笠山山麓自然環境調査報告書の概要版に基づく報告がありました。そのなかには貴重な動植物が数多く確認され、あらためて小笠山の自然の豊かさを認識するとともに、そこを開発しようという市の姿勢に疑問を感じました。
 確認された主な貴重種を紹介します。
植物環境省レッドリスト)
 オオシマシュスラン―絶滅危惧種ⅠA類、ヤクシマアカシュスラン―絶滅危惧Ⅱ類、カゲロウラン―準絶滅危惧、ウスゲチョウジタデ―準絶滅危惧、クサナギオゴケ―絶滅危惧Ⅱ類、キンラン―絶滅危惧Ⅱ類、タシロラン―準絶滅危惧など12種。
哺乳類
 カヤネズミ―県準絶滅危惧、ニホンリス―県部会注目種
鳥類(環境省レッドリスト)
 ハチクマ―準絶滅危惧、オオタカ―準絶滅危惧、ハイタカ―準絶滅危惧、サシバ―絶滅危惧Ⅱ類、クマタカ―絶滅危惧ⅠB類、ハヤブサ―絶滅危惧Ⅱ類、ミサゴ―準絶滅危惧
爬虫類 
 スッポン、ニノントカゲ、クサガメ、ニホンイシガメ
両生類
 ニホンアカガエル、アズマヒキガエル、トノサマガエル
魚類
 メダカ、タモロコ、カワアナゴ、ウナギ
昆虫類
 コオイムシ
 植物では、常緑広葉樹の下に生息する貴重なラン類が多く発見され、鳥類では、食物連鎖の頂点に位置する猛禽類が多く確認され、市の鳥のフクロウ、県の鳥となっているサンコウチョウなども確認されており、開発で失われる危険が大きく積極的に環境を保護する必要性を強く感じます。(写真はサンコウチョウ、写真はネットから借用しました)

 サンコウチョウ




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