袋井市立浅羽中学校施設整備基本構想(案)示される

カテゴリー │議会活動

3月23日の全員協議会で示された内容を紹介します。
施設整備に関する動向と状況
 市内の小・中学校施設の多くは昭和50年代に建築、半数以上が建築後30年以上経過し、老朽化が進んでいる。また、教育内容や方法の多様化、情報化や環境対策等の社会情勢の変化に対応するため、計画的かつ効率的な施設整備が不可欠な状況となっている。
 市は平成30年度に「(仮称)袋井市教育施設等3Rプロジェクト」を策定し、今後20年間の教育施設等の施設整備を計画的に進める予定です。 「浅羽中学校施設整備基本構想」は、浅羽中学校が市内の教育施設の中でも建築後53年が経過と最も古く、老朽化が進んでいることから上記「計画」に先行して施設整備を行うため基本的な方針を示すものです。
浅羽中学校の生徒数の現状と今後の推計
平成29年5月1日現在、
普通学級   生徒数570人 学級数18
特別支援学級 生徒数 16人 学級数3
今後の推計
 平成34年度までは大きな変動はなく、その後減少傾向に転ずると見込んでいる。
学校施設の状況
北校舎 昭和58年建築(築35年)
 耐震性能ランク Ia(軽微な被害にとどまり地震後も継続して使用できる)
中校舎 昭和40年建築(築53年)
 耐震性能ランク Ib(倒壊する危険性はないが、ある程度の被害が想定される)
南校舎 昭和41年建築(築52年)
 耐震性能ランク Ib(倒壊する危険性はないが、ある程度の被害が想定される)
体育館 平成19年建築(築11年)
 耐震性能ランク Ia(軽微な被害にとどまり地震後も継続して使用できる)
挌技場 昭和53年建築(築39年)
 耐震性能ランク Ib(倒壊する危険性はないが、
ある程度の被害が想定される)

基本的な整備方針
(1)整備コストの縮減及び環境配慮等
 ・生徒数の推計に合わせて施設保有量の適正化を図る
 ・維持管理コストの縮減、省エネルギー機器等の導入
(2)教育環境の変化
 ・小中一貫教育について当面は施設分離型の方針だが、将来的に施設一体型にも対応できる施設整備を検討
(3)多様な教育的ニーズへの対応
 ・多様な学習形態の授業を可能とする学習スペースも
(4)健康で快適な生活を送ることができる施設
 ・自然環境を考慮した快適な学習空間を計画
(5)安心安全な学校にむけて
整備手法の検討
3つの案から最も適切な方法を選択する。
案①「改築・一部長寿命化複合案」
   中校舎・南校舎を1棟に集約して改築。北校舎は長寿命化する。
   今後80年間の整備費 72億2600万円
案②「全面改築案」
   すべての校舎を解体し、新しい校舎を建築、改築するに当たり、現在の3棟から2棟に集約する。
   今後80年間の整備費 78億1500万円
案③「全面長寿命化案」
  校舎の構造体コンクリートを残し、内装・外装・設備機器のすべてを更新
  今後80年間の整備費 80億9200万円
なお、挌技場の整備については、公社合わせた一体的な整備を検討する。
整備手法の選択
〇「基本的な方針」の取り入れ易さや、敷地の有効利用、利便性の向上という点では、案①「改築・一部長寿命化複合案」と案②「全面改築案」が同程度の優位性を持っている。
〇整備コストの試算では、案①が最もコストを抑えられる。また、国庫補助金等の条件により、実質的な財政負担においても案①が最も優位となる。
結果 案①「改築・一部長寿命化複合案」が最適と判断し、整備手法として決定する。
整備手法の検討
設計業務―プロポーザル方式とする
建設工事―JV(特定建設工事共同企業体)による施工を検討する



同じカテゴリー(議会活動)の記事

 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
袋井市立浅羽中学校施設整備基本構想(案)示される
    コメント(0)