映画「日本と原発4年後」上映と河合弘之弁護士の講演会。

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映画「日本と原発4年後」上映と河合弘之弁護士の講演会。
 2月14日、浜岡原発を考える袋井の会映画「日本と原発4年後」の上映と、この映画を監督した脱原発全国連絡会共同代表の河合弘之弁護士の講演会を西公民館で開催。100人近くの人が集まりました。この企画は、河合氏が松倉会長と東大卓球部の先輩後輩の縁もあって実現しました。
 河合弁護士は、講演の冒頭で東電元会長の勝俣氏も同じ東大卓球部の同窓で、同窓会で顔を合わせ年賀状も交わす仲だったので因縁を感じる。
 なぜ映画の製作をしたのか、それは国民誰もが原発について理解してもらえるようなツール(道具)として作った。推進勢力の原発必要性の論点をすべて打ち破るため、32もの論点を取り上げている。
電力は有り余っている。火力発電所は能力の半分しか使っていない。それを70%に引き上げるだけで原発は必要なくなる。計画停電は国民への脅しだった。
化石燃料の購入費が3.6兆円も増え国費が毎年流出している。これも日本全体の生産力は600兆もありコストの0.5%に過ぎず全く問題がない。
原発はCO2を出さない。CO2と放射能とどちらが怖いか。誰に聞いても明らかだ。COPの会議でもそんなことを言っているのは日本だけで笑われている。
 浜岡原発はマグニチュード9の震源域の真上に立つ世界一危険な原発だ。半径250km圏内には関東がすっぽり入る。事故が起これば、被害で首都が機能しなくなる。
 映画を、国民の一人でも多くの人に見てもらいたい。先の映画「日本と原発 私たちは原発で幸せですか?」は1年3か月で1100回の上映会、8万人以上が見た。裁判所でも上映した。裁判官は文系出身で原発を理解できない。原発の全体を見せる鳥瞰図として、事実と証拠で描いている。一定のレベルを保ちながら中高生でも見て解る内容にした。これまでの売り上げは4700万円以上、制作に3500万円かかったが、すべて自分で賄った。これは、原子力村からの圧力によりカンパを集めることができなかった。監督も断られたから自分でやることにした。
 私の信条は「本気ですれば大抵なんとかなる。何でもできる。本気になれば誰かが助けてくれる」。映画製作では多くの人の協力があったが、本名は隠さざるを得ないのが現実だ。
 この映画の収益で、次は自然エネルギーの映画を作る。すでに取材を始めている。原発の出口は自然エネルギーしかない。化石燃料は必要なく将来に資源として残せる。燃料費はタダ、太陽のエネルギーは人類が必要な1万倍もくれる。毎年日本で30兆円使っていた燃料費を国内に回し労働吸収力もあって国内が豊かになる。原子力村の自然エネルギーに対する悪口、屁理屈を全部叩き潰す内容としたい。と述べ、ドイツやアメリカ、中国などの取り組みを紹介した。
 私は10数年前から浜岡原発を再稼働させないために裁判を起こそうと呼びかけた。お金がない、弁護士がいないなら俺が用意するとの決意で始めた。地元住民の取り組みで重要なことは県知事を抑えることだ。それが地元住民の責任だ。脱原発の戦略は、やれることは何でもやる。基数を減らす。時期を遅らす。事故を起こさせないよう不断の圧力をかける。反対運動の成果が54基に留めた。我々は勝っているのだ。その間に自然エネルギーの実力を育てる。みんなでつくる。安全で楽しい。労働吸収力は原発の30倍もある。確実に儲かる。経済界に確信させるのだ。
 講演の最後に「福島県飯館村の現実を見て私の心にスイッチが入った。美しい村を一瞬に住めないまちにした。絶対に東京電力を許さない。」と述べ、飯館村の村歌を歌い合唱団に入っているという喉を披露した。



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