県第4次地震被害想定の袋井市の状況は。

カテゴリー │議会活動

 7月19日、防災対策特別委員会が開かれました。主な議題は、静岡県第4次地震被害想定に伴う袋井市の状況についての報告と、袋井市津波シミュレーション結果についての報告でした。
県第4次地震被害想定に伴う袋井市の状況について
発生する地震・津波の想定

 東海地震のように発生頻度が比較的高く、発生すれば大きな被害をもたらすマグニチュード8.0から8.7の「レベル1」、発生頻度は極めて低いが、発生すれば甚大な被害をもたらすあらゆる可能性を考慮した最大クラスのマグニチュード9・0クラスの「レベル2」とし、また発生する季節時間帯も冬の深夜(家にいる時間帯)、夏の昼(勤務時間帯・在校時間帯)、冬の夕を想定して予測を出しました。
 
袋井市の被害状況予測
 地震区分面積はレベル1で、震度7が市域の25.7%65.90㎢、レベル2基本ケースでも61,4%、65.80㎢となりました。津波高はレベル1で最大5m、レベル2基本ケースで最大10mとなりました。
 建物の被害ではレベル1冬深夜で揺れで11000棟、液状化で40棟、人口造成地で1800棟、山崖崩れで約20棟、火災200棟、計約1300棟が、レベル2では、東側ケース冬夕が揺れで約12000棟、液状化で40棟、人口造成地が1900棟、山崖崩れ30棟、火災800棟、計約15000棟が全壊するとしています。
 死者は、レベル1冬深夜で建物倒壊で400人、火災で20人の約400人が、レベル2東側ケース冬深夜で建物倒壊で600人、津波で10人、火災で30人の約600人が亡くなるとしています。
 いずれにしても甚大な被害でありますが、建物の耐震化や家具の転倒防止などの対策を進めれば大幅に減らせる効果があるとしています。
袋井市の津波シュミレーション結果について
 国や県は河川堤防や砂丘が壊れないと想定し、国の想定が浸水域最大1.7㎢、県の想定が浸水域が最大2.5㎢としているのに対し、市の想定は震度が高く砂防林や堤防が壊れた場合など最悪のケースを想定しています。国や県の被害想定が小さくなったことで安心することなく想定外、最悪の事態を想定しての心構えが必要と考えます。



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