デンマークはエネルギー自給率134%

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 袋井市環境フォーラムに参加しました。
デンマークはエネルギー自給率134%4月28日袋井市主催の環境フォーラムに参加しました。講師はケンジ・ステファン・スズキ氏で、デンマーク大使館勤務の後、デンマークで風力発電などの普及のための「風のがっこう」を設立した人です。デンマークで結婚しデンマーク国籍を取得し、デンマークで暮らしながら自然エネルギー先進国のデンマークの紹介のために来日して講演活動をしています。
 私は、氏の講演を聞いたのは今回で2回目となります。デンマークは面積でいえば九州並み、人口は551万人の小国で、資源の乏しい国ですが、国をあげて一貫した目標を持って国づくりを進めています。その柱となるのがエネルギーと食糧の自給です。エネルギーでは再生可能エネルギーを政策として進め先進的な産業につくりあげました。風力発電は国内に5082機、電力供給の19.4%を賄っており技術の輸出を図っています。また家畜糞尿からのバイオガスやバイオ廃棄物の活用、麦わらなどもまとめて発電所に運び燃焼して発電に生かしています。また発電だけでなくその熱を地域暖房システムに活用し、無駄のないよう活用しています。こうしたエネルギー政策だけでなく、教育費、医療費、高齢者福祉などすべてを国家が賄い無料で生活の心配がない社会となっていること、教育でも人づくりを国家の根幹に据え、資源が乏しい国でありながら世界の技術の先端を担える人材づくりをすすめている点など見習うことがたくさんあります。日本の社会のありかた、特に教育の問題点を鋭く指摘した講演でした。



 



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