10月21日開催、中遠広域事務組合議会報告

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私髙橋は、上記議員を令和元年2年と務めます。磐田市新貝の組合事務所2階大会議室で開催された組合議会10月定例会に出席、その内容を報告します。
10月21日開催、中遠広域事務組合議会報告
中遠広域事務組合の事務事業の概要

 磐田市・袋井市森町の2市1町で構成。磐田市新貝にある不燃性ごみ処理施設の運営と管理、及び森町一宮で埋立てを行っている一般廃棄物最終処分場の運営・管理、そして埋立ては完了している袋井市宇刈の最終処分場の維持管理を行っています。
◇H30年度組合会計繰越明許明許費の承認

      1億4742万円をR1年会計に繰越
 組合は、新貝の粗大ごみ処理施設の平成30年度から5年かけて長寿命化修繕に取り組んでいます。しかし、使われているモーター等が運用から20年が経過し製造中止となっており、新たにカスタマイズすることが必要となり、工場での部品製作に不測の日数を要したことにより、工期不足となり、次年度へ繰り越すことになりました。
◇H30年度組合会計歳入歳出決算を認定
・歳入決算額は9億5600万円余
   歳出決算額は8億4976万円余

 組合の運営は人口割に基づく2市1町からの分担金と容器包装プラスチックするにかかる費用の負担金で賄っており歳入総額の87.6%を占めます。
 袋井市の分担金は2億5497万円余でした。
・物品売払収入が大幅に増加
 持ち込まれた粗大ごみ等の中から有価物を選別、販売し収入を得ています。平成30年度は前年度に比べ393万円余、45.1%も増加、その理由は搬入量がH29の1472tから2476tと大幅に増加していることによります。それも自己搬入量が大幅に増加していることにあり、それまで1日40台程度であったものが、一日60台から80台に、多い日には100台にもなっているとのこと、しかしその要因はわからないとのことでした。
・不燃物処理施設業務費2億3669万円余
 磐田市新貝の粗大ごみ処理施設の運営経費です。
平成29年度の2億1881万円余から2788万円増となりました。この理由は施設の長寿命化工事が始まったことによります。
・不燃物最終処分場管理費(宇刈)1793万円余
 宇刈の最終処分場は、平成6年4月から平成16年3月までの10年間埋立てを行いました。すでに完了から15年ほど経過していますが、依然ガスが発生しておりそのガスの調査、浸出水の監視・水質検査を実施しています。
・不燃物最終処分場業務費(一宮)
2億1616万円余
森町一宮にある最終処分場の運営費です。平成19年1月から供用を開始し、令和4年12月をもって完了の予定です。(平成25年1月、埋立期間6年延長の協定締結)平成30年度は7,151㎥を埋立て、残容量は86,863㎥(48.8%)となっています。平成4年の完了時は70%程度の予測です。
◇令和元年度組合会計補正予算(第1号)
磐田市は最終処分場建設の約束を果たすべき
 一般廃棄物処理計画事業費として債務負担行為補正900万円を追加しました。これは、現在組合で最終処分場を建設確保し、焼却場から出た焼却灰、埋め立てごみを分別・破砕処理した後埋め立て処分をしていますが、これを「本圏域外の民間の一般廃棄物最終処分場へ委託し、最終処分する」ことを調査研究するための費用です。確かに県内でも多くの自治体が民間に委託し圏外に搬出しています。
しかし、受入価格・搬送経費の問題、長期的に安定受入可能か不安もあります。そもそもこの提案は、磐田市が次期最終処分場建設を約束しながら候補地の地元住民の理解が得られず、暗礁に乗り上げ、期限の一宮最終処分場受け入れ完了の約束、令和4年12月までに間に合わないとして提案されたものです。磐田市は並行して再度用地確保は行わないとの立場であり森町・袋井市として受け入れがたいものです。今後の正式な方針決定には慎重な検討、議員全体への十分な説明が必要です。

◇粗大ごみ処理施設修繕工事請負契約の承認
 9月17、日令和元年度の修繕工事(長寿命化・定期)を川崎重工業㈱と3億1680万円円で随意契約を実施。議会として承認しました。



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