浜松フラワーパーク理事長塚本こなみさんの講演を聞く。

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 1月30日、三川公民館ふれあいサロン講演会が開催されました。今回の講師は、三川さんさん公園開園記念として、公益財団法人浜松市花みどり振興財団はままつフラワーパーク理事長塚本こなみさんでした。
 塚本こなみさんは足利フラワーパークの園長を務め、経営を再建したことで有名です。樹木医として同園の大藤の移植を成功させたことが有名で、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀などでも取り上げられました。私が塚本さんの講演を聞くのは3回目です。
 今回の講演では、2013年から経営再建を任され、様々な取り組みで経営を再生させたその取り組みの話がメインでした。2003年、花博が開催され翌年からガーデンパークが無料で開園となり、それまで黒字だったフラワーパークが赤字になった。行革で予算カット、人員削減でさらに悪化の一途をたどったフラワーパークの再建を担っているのが塚本さんです。
 氏は足利フラワーパークの経験をもとに、入場料を変動制に変えた。これは花の楽しめる状況により金額を定めるというもので、管理している人たちが責任を持つという考えのもと、花の楽しめないときは無料とする大胆な改革です。日本一の桜とチューリップ庭園をキャッチフレーズに掲げ、様々な取り組みを推し進め、2004年度は入場者10万人で売り上げも倍増しました。その後も毎年様々な工夫改善を凝らし、感動を与え入場者を増やしてきました。
 花とみどりで心をいやしてほしい、心には感動の分岐点があるとの信条で取り組んでいるとのこと。話の終わりには、引きこもりの子供たちを預かり、植物の世話をする中で立ち直っていった事例を紹介し、植物の持つ治癒の力を活かし、これからも引きこもりの子供たちの支援をしていくと決意を述べられました。
 人間は自然を制することはできない。自分が小さい存在だと気づかされる。自然への畏敬を忘れず、常に私に教えてくださいとの謙虚な姿勢で取り組んでいる。自分のできることを精一杯尽くし、人が喜ぶことを自らの喜びとしてこれからも取り組んでいきたいとお話しされました。
 素晴らしい実績を上げているにもかかわらず、大変穏やかで謙虚な話しぶりに感心しました。



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