2011年01月21日09:35
講演する木船光章氏
1月20日、今年度第3回目の農業経営塾が開かれました。今回の講師は、袋井市湊地区で遊休農地を開墾し、担い手育成のための農園を開設している㈱ホロネット代表取締役の木船光章氏でした。氏は東大の農学部と経営学部で学び、その後富士通のシステム部門、システム総研に務め、退職後世田谷に体験農園を設立した人です。出身が磐田市ということで、地元遠州浜一体に1000ヘクタールもの遊休農地があることに心を痛め、都市の人間から後継者を育成したいと、今回の担い手育成型のモデル農園の開設となりました。氏はすでに80歳ということでしたが、農業に賭ける情熱にあふれ、食料自給率の向上は国のなりたつ絶対条件であり、農業は生産・加工・流通に加え、情報を取り込み田園産業=農林水産総合事業としなければならないとの持論を語られました。農業に情報産業を取り込めば付加価値を生む、農業にもシステム思考を取り入れなくてはならないと述べられました。
また、静岡理工科大学の渡辺俊幸教授の講義「ロングテール」の概念については、大衆市場から無数のニッチ(隙間)市場への流れがある。これはインターネットによる情報網の確立によってもたらされたものでこれからもっと加速していくだろうとのお話は大変興味のあるものでした。
農業経営塾③㈱ホロネット代表木船光章氏の講演。≫
カテゴリー │農業経営

1月20日、今年度第3回目の農業経営塾が開かれました。今回の講師は、袋井市湊地区で遊休農地を開墾し、担い手育成のための農園を開設している㈱ホロネット代表取締役の木船光章氏でした。氏は東大の農学部と経営学部で学び、その後富士通のシステム部門、システム総研に務め、退職後世田谷に体験農園を設立した人です。出身が磐田市ということで、地元遠州浜一体に1000ヘクタールもの遊休農地があることに心を痛め、都市の人間から後継者を育成したいと、今回の担い手育成型のモデル農園の開設となりました。氏はすでに80歳ということでしたが、農業に賭ける情熱にあふれ、食料自給率の向上は国のなりたつ絶対条件であり、農業は生産・加工・流通に加え、情報を取り込み田園産業=農林水産総合事業としなければならないとの持論を語られました。農業に情報産業を取り込めば付加価値を生む、農業にもシステム思考を取り入れなくてはならないと述べられました。
また、静岡理工科大学の渡辺俊幸教授の講義「ロングテール」の概念については、大衆市場から無数のニッチ(隙間)市場への流れがある。これはインターネットによる情報網の確立によってもたらされたものでこれからもっと加速していくだろうとのお話は大変興味のあるものでした。
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