憲法記念日袋井市民のつどい、品川正治氏が講演

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憲法記念日袋井市民のつどい、品川正治氏が講演
 憲法施行64周年となる5月3日の憲法記念日。袋井市では恒例の市民の集いが開催されました。毎年実行委員会方式で記念行事を開催し、25年の節目の年を迎えています。今回は経済同友会終身幹事である品川正治氏が「戦争・人間・そして憲法9条」と題する講演を行ないました。 氏は現在87歳、小学校入学時に満州事変、中学入学時に日中戦争、高校入学の頃には太平洋戦争というように戦争の中で育ってきた年代です。旧制三校在学時、徴兵される前にカントの実践倫理学批判を原書で読み、正義とは戦争とは何か答を導きだしたいと目標にしていたそうです。
 学業の途中で召集を受け中国の戦地に赴き終戦後までそこで過ごしました。戦後東大に入学、卒業後日本興亜損保に勤め社長会長まで勤めた人です。そうした氏がなぜ憲法の重要性を説くのか。それは戦争体験を語らなくてはならない、日本の歪みである憲法と日米同盟の矛盾を見過ごせないという使命感からきていると思われます。特にその矛先は大手新聞社をはじめとしたマスコミに向けています。日本の常識はマスコミの刷り込みのもので世界の常識からはかけ離れている。人間の目を通して政治経済を見ることの重要性を説かれました。「日本がアメリカにノーといえば世界史が変わる。そんな時代はいましかなく、一人ひとりが意思表示する時期が来ている。」と結びました。



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