第30回憲法記念日袋井市民の集い。
5月3日、憲法記念日となるこの日に、
袋井市では毎年「憲法記念日袋井市民の集い」を開催してきました。今年も総合センターで開催、多くの参加がありました。会の初めに日本国憲法前文を朗読し、平和憲法を守る決意を新たにしました。
第30回目となる今年は、講師にお願いした東京新聞論説委員の半田滋氏が、「日本は戦争するのか―集団的自衛権と自衛隊」と題して講演を行いました。
半田氏は、安倍首相がなぜか改憲を狙っているのかから始まり、安倍首相が第一次安倍内閣当時から改憲に執念を燃やし、一貫してその道に進んでいる、周到に準備して進めているのであり、それに対抗するためには粘り強い戦いが必要となる、
立憲主義・真の平和国家を取り戻す息の長い戦いが必要、それは私たち世代の責任でもあると話されました。
半田氏は自衛隊等の取材に永く携わりその動向に大変詳しい方で、イラク戦争当時の自衛隊の活動の実態や沖縄などへの自衛隊の部隊の配備などについて解説されました。特に印象に残ったは経済的徴兵制の話で、若者の貧困化が進み経済的理由からが自衛隊の勧誘に応じていく構造についての話で、自衛隊の勧誘が小中生までターゲットとなっているとのこと、災害救助活動の良い面だけでなく、国民に安保法制成立以後の危険な自衛隊の役割や実態を知らせることが必要だと再認識しました。
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