議員発議で2つの特別委員会設置。

みひろ

2015年06月27日 03:02

 6月24日は市議会6月定例会最終日でした。市長提出議案の採決の後、議員提出議案として、総合体育館整備事業特別委員会と袋井の顔(JR袋井駅周辺)づくり特別委員会の2つの特別委員会の設置と、「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」が全会一致で決まりました。また、静岡県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を行いました。
 2つの特別委員会はどちらとも本当に設置して審議しなければならないほどの内容があるのか疑問ですし、問題は両特別委員会委員長を2人会派の市民クラブが両方とも務めるというあまりにも偏向した人事であり公平な人事とは程遠いものです。1人の議員に何期も継続して特別委員長とまかせることなどは袋井市議会の人材不足を示したものといわなければなりません。
 「看護職員の勤務環境の改善を求める意見書」は、県看護連絡会からの陳情に応えたものですが、一部議員の意見による修正で、一番の問題点である「夜勤の労働時間を一日8時間・週32時間以内、勤務間隔は裁定12時間以上とすること、その為の診療報酬の改善を図ること」などの肝となる項目を省いた内容となってしまいました。
 静岡県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の結果は共産党からの立候補者への得票は私の1票のみ、残りは議長会推薦者が占め何も考えない議会の姿がそのまま表れています。広域連合という制度によって物言わぬ議会となっているところを変えることは大変です。国はこれから国民健康保険も県単位の広域化をすすめ同様な制度への移行を計画しています。国民から益々遠くなり意見の通らない形式的な議会に変えさせられてしまいます。大変憂慮すべき事態です。

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