議会運営委員会で犬山市、小松島市視察。
市議会議会運営委員会は、8月22日愛知県犬山市、8月23日徳島県小松島市に行政視察を行いました。
犬山市は、人口7万5千人、面積74.97平方km、名古屋のベットタウンといえる町です。ここでは「議員間討議」と「市民との意見交換会」について話を伺いました。当日と39歳の若い山田議長をはじめ、副議長と議運のメンバー2人が対応してくれました。
議員間討議は平成22年度から実施、ほぼ毎月開催の全員協議会の場で行い、議員からの提案について討議、2時間の予定だが毎回超過、結論がでるまで時間のかかるものが多く持ち越しとなるものも多いとのこと。また定例議会の委員会開催前にも実施し、こちらは議案内容について議員だけの討議する場を設けている。
市民との意見交換会は平成23年度から実施。議会基本条例に位置づけ、目的を議会が外に出て行って市民と議論することとしている。昨年は講師を呼び講演会を行った後に、3常任委員会ごとにテーマをもうけ3つの分科会として実施した。350人の参加があった。その他に各常任委員会では関係諸団体との意見交換会も設けている。
議員の熱意が伝わってきたいい研修ができました。
小松島市は人口4万人余、面積45.3平方km。徳島市に隣 接する港湾が中心の市です。ここでは、「議会による事務事業評価」について伺いました。当日は、井村議長、副議長、議会改革特別委員会の5名の委員が同席し説明をいただきました。
議会による事務事業評価は、平成20年度から実施。決算議会の中で6日間とって実施、まず各議員から取り上げる事業をアンケートをとって抽出、多いものから24事業を選び評価を議論、結果を市長に評価書として提出した。以後同様の方法で毎年実施している。ことの始まりは小松島市の財政状況が悪く、議会としても意見を具申しようとの趣旨から始まったとのこと。議会として意見がまとまらないものは反対意見内容もつけ当局の判断を求めている。
小松島市議会も議会基本条例を平成21年に制定、議会報告会を実施するなど議会改革の熱心な取組みはとても参考になった。
両市ともに研修の際、視察目的になかった定数削減の質問が委員から多く出されたことは大変残念でした。
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