家族介護慰労金支給事業の拡充
1月27日開催民生福祉委員会報告②
これまでの制度「
家族介護慰労金制度」というのは、要介護認定されながら介護サービスをまったく受けないで家族で介護している方に年額10万円を支給するという制度でした。これではサービスを受けるのを抑制するようなものであり、実績も年1,2件とまったく役にたっておりませんでした。そうした制度を拡充し、新たに
4月から「在宅介護支援金支給事業」として実施していく方針が示されました。
今度の制度では
目的を「施設サービスを受けないで在宅介護で苦労している家族等を支援する」として、
要介護3~5に認定された方を6ヶ月以上在宅介護されている家族または一人暮らしのかたに、要介護3では月3,000円、要介護4では月5,000円、要介護5では月8,000円支給するというものです。希望していても、特養などは入所待ちの状況があり不公平感があります。また在宅と施設では同じ負担でも受けるサービスには大きな開きがあります。今回の制度は不十分ではありますがそうした格差を埋める役割をはたします。一歩前進といえるのではないでしょうか。
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